
営業としてグローバルな舞台で活躍し、世界のMUTOHを動かす1人になりたい。
Passion
MUTOH ストーリー
MUTOH Europe nv Business Operations Specialist
T. H.
世界で活躍する
ビジネスマンを夢見て
生まれ育った環境のせいか、かなり早い時期から私は「将来は英語を駆使して海外で活躍したい」という明確な目標を持っていました。幼少期から父の仕事の関係でアメリカに渡り、6年ほど暮らした経験があります。そこで培った英語力こそが、私のいちばんの強みであることに疑いがなかったためです。日本に帰国してからも英語のスキルを磨く努力を続けました。高校の3年間はニュージーランドへ留学、大学は国際関係を学べる学部に進んで研鑽を積み、満を持して就活シーズンを迎えます。

もちろん、就活の軸は「いち早く海外で活躍できる会社」であること。そんな私の思いを知った大学から紹介されたのが武藤工業です。正直、初めて名前を聞く会社でしたが面接を重ねるにつれ、少しずつその魅力がわかってきました。とくに、若いうちから海外で働いている姿がイメージしやすく、自身の英語力を存分に活かして働ける手応えを感じたため、入社を決めました。
2020年4月に入社し、最初に配属されたのは生産管理部です。製品をセールスする営業担当は、まず武藤工業の製品ラインナップを完全に頭に叩き込んでおく必要があります。最初は製品に関してなにもわからない状態だったため、営業から届く製品のオーダーを工場に右から左に伝えることで精一杯でした。本来、整品に合わせて一緒にオプションを依頼しておく必要があるのですが、うっかり私は製品のみを生産管理部に伝えており、あわや大問題に発展するところでした。しかし、現場の上司や先輩たちが事前に私の発注ファイルを確認し、適切にオプションも交えて発注してくれていたため、結果的に大きな問題にはなりませんでした。武藤工業には面倒見のいいメンバーが揃っており、必ず直属の上司や先輩がフォローしてくれる環境があります。それを初めて実感できた体験でしたね。
ベルギーに駐在し、
欧州のビジネス拡大を目指す
1年間、生産管理部で製品のことをしっかり学び、2年目からは武藤工業の本社にオーストリアとアメリカの営業担当として配属されます。このときに仕事で初めてアメリカへの出張が決まりました。「待ってました!」という気持ちで現地に出向いたのですが、実際にお客さまと対話し、市場で起きていることを自分の肌で感じたときに、それまでの浮かれた気分は消え去りました。海外拠点とのメールのやりとりだけでは、リアルな現地の状況、市場動向などが絶対に汲み取れないことがわかったのです。

肌で掴んだ情報を持ち帰り、改善し、お客さまが満足するビジネスとして提案、拡販するのが営業担当の使命だと理解しました。その経験を糧に、翌年からアメリカとヨーロッパの営業担当を経験。2024年にMUTOH Europeへの現地駐在が決まり、現在はベルギーで働いています。入社してから4年で海外に赴任できました。
現在の仕事内容は現地の営業活動のバックアップです。最新の現地の状況、リアルな市場の動きをキャッチして、私なりに噛み砕いて、いち早くお客さまに提供することが私の役割です。たとえば、よく売れている製品モデルがあれば、対応するインクの在庫も少し増やしておくなど、瞬時に市場を読み取って、在庫を手配して的確にお客さまのニーズに対応することが重要になります。
MUTOH Europeにはベルギー、オランダ、ドイツ、フランス、など多様な国籍のメンバーが働いています。日本人は私ともう1人、商品企画担当がいます。日常的な会話はもちろん、お客さまとのやり取りも基本的には英語です。かといって最初から高いレベルの英語力が必要かというと、そうでもありません。なぜなら、入社後に実践的な英語を学ぶ機会が数多くあるからです。日本での勤務であれば海外のお客さまとコミュニケーションはメールとチャットがメインのため、翻訳ツールなどを使いながら自然と英語力が身につくでしょう。海外の展示会などに参加する機会もあるため、お客さまとのコネクションをつくり、商談を重ねるうちに、自然と英会話の能力も上がるでしょう。英語のみならず、仕事に対して高いモチベーションを持っていれば武藤工業には挑戦できる、成長できるチャンスはいくらでもあるのです。
海外で結果を出し、
MUTOH躍進のキーマンになる
私は1人の営業担当として武藤工業のものづくりを支えている自負があります。強靭な営業力を持っていることが、いい企業の前提条件だと考えるからです。私は営業担当として大判インクジェットプリンタをメインに扱っています。その用途はラベル、ステッカー、テキスタイルといったグッズの用途から、屋外広告、車や電車のラッピング広告といったスケールの大きな用途まで多岐に渡ります。つねに世界の市場は変化しており、いち早く変化の予兆を察知して先回りできる機動力の高さが私の強みの1つです。

たとえば、オリンピックの開催国が決定したニュースが流れたとします。当然、その国や周辺の地域では開催に向けてさまざまな準備が始まるでしょう。すると必ずグッズ販売や屋外広告の需要は急角度で上がっていきます。こうしたグッズや広告を手がけるお客さまにターゲットを絞った積極的なセールス活動をすることで、大きな収益を上げていくことが営業の使命であり、醍醐味でもあります。もちろん、国際的なイベントは一例に過ぎず、世界情勢や株価の変動、新たな法制度の施行など、市場に影響を与える要因はさまざまです。いつでも変化に対してすばやい1歩を踏み出せるよう、日々、世の中の出来事に広くアンテナを張り、お客さまとの対話を重ねておくことが営業に求められる資質だと考えています。
ヨーロッパ市場でのセールスを最大化し、MUTOHブランドの強靭な基盤を築くことが私のミッションです。いずれMUTOH Europeで培った経験や知見を活かし、アメリカやアジアといった他の地域でも活躍してみたいと思っています。そして、海外でキャリアを積み上げ、いずれは管理職としてチームを率い、より広い視点からのビジネスに挑戦したい思いもあります。もちろん、最終的な目標は武藤工業を動かすキーマンになることです。まだまだゴールまでの道のりは長く、幾多の試練を乗り越える必要もあるでしょう。でも、絶対に諦めません。不屈の意思のもと、挑戦と成長を繰り返すことで必ず道は拓けると信じているからです。
私自身の実感も含めて、武藤工業には「若いうちから力を発揮できる、成長の糧になる自由な挑戦を許してくれる環境」があります。私はコロナの影響で先送りになりましたが、昨年入社した新入社員は入社後わずか半年で海外出張を経験しています。望めば叶う、出る杭が打たれることはありません。むしろ、まわりの上司や同僚は必ずチャレンジを応援してくれます。ぜひ、私と一緒にMUTOHブランドの看板を背負い、世界をフィールドに活躍する営業職を目指してみませんか。
OFF TIME
ベルギーの近隣にはフランス、オランダ、イギリスがあり、休日にはドライブがてら、さまざまな国の観光地を回っています。また、休日のみならず、夏場には白夜の影響で夜10時くらいまで外が明るいため、仕事が終わった後に職場の近くのビーチに出かけて、散歩やティータイムを楽しんでいます。これからも海外の仕事を続けていきますが、プライベートで暮らすのは家族や友人の多い日本がいいですね。