機械を直すだけではない。お客さまの声を聞き、長く使える未来を支える。
Passion
MUTOH ストーリー
武藤工業株式会社 中部営業所 カスタマーエンジニア(CE)
S. H.
手を動かし、目の前で成果がわかる仕事を選んだ
就職活動では、専門学校の先生から紹介を受けた企業の中で、自分の希望する条件に合っていたMUTOHを選びました。専門学校では基板などに触れながら技術分野を学び、入社時からカスタマーエンジニア(CE)として採用されました。開発職ではなくCEを志望したのは、現地で実際に機械へ触れ、自分の手で直し、成果をその場で確かめられる仕事に魅力を感じたからです。

現在は、ラージフォーマットプリンター(LFP)、スキャナー、カッティングプロッターを中心に、保守・修理を担当しています。担当エリアは愛知、岐阜、三重を中心に、北陸や静岡へ向かうこともあります。朝からお客さま先へ直行し、1日に2件ほど訪問することが多いですが、大掛かりな修理では一つの現場に一日かけることもあります。機械の状態も、お客さまの使い方も、現場ごとに異なるため、毎回同じ答えがある仕事ではありません。
「直す」だけでなく、長く使うための方法を一緒に考える
CEの仕事は、故障した機械を直して終わりではありません。機械を少しでも長く、良い状態で使っていただくために、日常のお手入れや操作方法をお伝えすることも大切な役割です。修理で訪問した際には機械の使用状態を確認し、掃除の仕方や、お客さま自身でできるメンテナンスについてアドバイスします。部品の供給状況や機械の状態によって修理を続けることが難しい場合は、ご希望を伺いながら新しい機種の提案につなげることもあります。

相談内容は、機械が動かないというものだけではありません。「紙にうまく色がのらない」「思った色に仕上がらない」といった出力に関する相談もあります。その場合は、機械のノズルに問題があるのか、インクと用紙の相性なのかを一つずつ切り分けます。より専門的な色調整が必要な場合は、社内の担当部門へつなぎ、色の再現性を調整するプロファイルの作成を依頼します。自分の担当範囲だけに閉じず、最適な解決方法を探すことを心がけています。
私が何より大切にしているのは、お客さまの話をよく聞くことです。CEが考えている原因と、お客さまが感じている困りごとが一致しているとは限りません。専門用語だけで説明しても、こちらの意図は十分に伝わらないことがあります。どのような場面で困っているのか、何を改善したいのかを丁寧に聞き、認識の行き違いが起きないよう、わかりやすく説明する。機械を扱う技術と同じくらい、聞く力と伝える力が必要な仕事だと感じています。
一人で抱え込まず、知識をつなぎ、次の仲間を支えたい
これまでには、通常の保守マニュアルには載っていない部品の取り外しや調整が必要になったこともあります。原因を簡単に想定できない不具合に対して、工場やほかの部門へ連絡し、作業方法を確認しながら現地で調整しました。どれだけ経験を積んでも、一人ですべてを解決できるわけではありません。困ったときに周囲へ相談でき、部門を越えて知恵を借りられることは、MUTOHで働く心強さの一つです。

今後は、まだ担当したことのない機種や新機種のサポートにも対応できるよう、技術の幅をさらに広げたいと考えています。そして、新しくCEとして入社する仲間ができたときには、わからないことを気軽に相談してもらい、自分の経験をすぐに返せる存在になりたいです。CEの技術は、実際に機械に触れ、さまざまな症状に向き合う中で身についていきます。最初は先輩に同行して作業を見て学び、次は先輩が見守る中で自分が作業する。段階を踏みながら、少しずつ独り立ちできます。
機械いじりや手を動かすことが好きな方には、CEはとても面白い仕事です。ただし、機械だけを見ていればよい仕事ではありません。お客さまの話を聞き、修理内容や日頃の使い方をわかりやすく説明することも求められます。聞き上手、話し上手であることも、大きな強みになります。LFPのような大きく特殊な機械に初めて触れる方も、先輩と一緒に現場で学ぶことができます。技術を身につけ、自分の手で機械を直す達成感を、ぜひ味わってほしいです。
OFF TIME
休日は天気や気分でバイクと車を乗り分けて出かけることが多いです。美味しいお店や景色のいい場所を求めて出かることが多いですね。
緑に囲まれた山のワインディングロードを自分のペースでゆったりと走るのが楽しみです。
澄んだ空気の中で車やバイクを走らせることが、最高の心のリフレッシュになっています。