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失敗を恐れない勇気で、あらゆる困難に立ち向かい、世界にポジティブな影響を与える製品をつくりたい。

Passion

MUTOH ストーリー

武藤工業株式会社 プロダクトセンター 製造部
Y. K.

新たな挑戦を求め、
甲子園球児からものづくりの現場へ

小学1年生から野球を始め、その頃から子供ながら甲子園を夢見ていました。中学・高校でも野球に打ち込み、とくに高校の3年間はどっぷり野球漬けの毎日です。ひたすら強く願い、日々努力を続ければ、夢は叶うものかもしれませんーー高校3年の夏、地区予選を勝ち抜き、念願の甲子園出場を果たしました。まさに自分の思い描いた通りのストーリー展開での完全燃焼でした。その実績を評価され、大学の野球部からの誘いもあったのですが、すべてお断りしました。野球に一区切りついた清々しい状態で、次の新たな1歩を踏み出したかったからです。

高校が文武両道の方針だったため、野球の傍らでしっかり工業系を知識や技術を学んでいました。野球の次に目指したのは、ものづくりの道でした。なかでも3DCADの授業が好きで、自分で考えながら図面を描き、ものをつくりあげる楽しさにのめり込んでいました。早く社会人になって、ものづくりで社会に貢献したい。そんな次の夢を叶えるために2012年、武藤工業に入社。配属先は製造部でした。

大判インクジェットプリンタ製品などを組み立てる現場でのプロセスを通して各製品の特性、システムの違いなどを徹底的に学びました。3年ほどが過ぎた頃から生産現場の管理を任せられるようになり、現在に至ります。私が働く製造部は、1つの製品を複数のスタッフで組み上げる業務のため、野球と同じくチームワークが重要になります。管理を担当する私は、野球でいえばチームをまとめるキャプテンの立場です。さまざまな個性を持つメンバーを集めてチームをつくり、個性を見極めて最適なポジションに配置し、ものづくりのプロセスを可能な限りスムースに進めることが私の仕事です。

数々の課題、試練を乗り越え、製造部の主力に

生産現場では、なにかをやろうとすると必ず課題がついて回るものです。簡単に解決できる課題もあれば、かなり解決が困難な課題もあります。そこで重要なのは現場のチームメンバー1人ひとりの意見を聞き、議論を重ね、最適な答えを導き出すことです。解決策が現場に反映されて円滑に業務が進むようになった瞬間は、チーム全体でよろこびを共有します。こうした小さな課題解決の積み重ねに、私はやりがいを感じています。ときに異動などでチームメンバーが入れ替わることもありますが、メンバーが変われば業務のスタイルも変化するため、野球のように打順(役割)やポジション(配置)を決める必要があります。チームを率いるリーダーとして最高のパフォーマンスを発揮できる体制をあれこれ考えることは、難しい一方で、大きなやりがいもあります。

いまから3年前、武藤工業初の大型フラットベッド機という製品を組み上げる仕事を任せられました。このときの経験が、いまでも印象に残っています。従来の製品と似たところがない本当に新しい製品だったため、試行錯誤の連続でした。それでも、私たちの製造部が中心となり量産体制の立ち上げまでを完遂できたのです。もちろん、製造部だけでは手に負えない新たな課題が多数あり、開発、生産技術、管理といったさまざまな部門と密に連携することも必要でした。ここで、製造だけでなくいろいろな視点からの考え方を学び、頭の中の辞書に豊富なボキャブラリーが追加されました。この成功体験は私の大きな財産になっています。

このように武藤工業では、自身の部門に限らず1つの目標に対してすべての部門横断で一致団結し、チームプレーをする文化があります。ここに武藤工業の魅力があると思っています。いま、私は高校生の工場見学での説明役、そして高卒新入社員の教育にも関わっています。学生から社会人になることに不安を感じない人は誰もいません。私も仕事ができなくて孤立するかもしれないという不安がありました。しかし、武藤工業では、いまできることを精一杯やれば、まわりのみんなが仲間として暖かく迎えてくれます。困ったら仲間がすぐに助けてくれます。だから「大丈夫だよ」と若い人には話すようにしています。

困難を成長の糧に
世界を笑顔にする挑戦を続ける

今後もリーダーとして努力を続け、最終的にはチームメンバーの成長をサポートする立場になることが私の夢です。これが実現できれば、チーム全体として力をつけ、武藤工業の組織運営にも大きく貢献できると思っています。もちろん、自分自身もさらなる成長を目指していきます。

私は「困難は成長のチャンス」という言葉を大事にしています。仕事をする上では楽しいこともありますが、つらいことだってたくさんあります。しかし、つらいこと、困難なことは逆にいえば成長の糧です。まわりの手厚いサポートを受けながら困難を乗り越えるたびに、自身の成長をリアルに実感でき、成功体験が1つずつ増えていくでしょう。大きな困難は、いつかよろこびに変わります。私自身もつらいこと、困難なことを何度も体験しましたが、いま振り返ればそれが成長のよろこびに転換できていると思っています。

私のいる製造部は武藤工業のものづくりの最前線です。つねに革新が求められるため、新たな価値を生み出す情熱、想像力が欠かせません。私たちの組み上げた画期的な製品は、国内はもとより、世界中に輸出され、ポジティブな影響を与えるものだと思っています。プレッシャーもありますが、誇りが持てる仕事です。新しい挑戦の機会も多々あります。必ず成功させる必要はなく、ときには失敗してもいい。最終的に自分の未来をかたちづくる重要な財産になるからです。仲間とともに大きな困難を乗り越え、変革を起こすことができれば、みんなで成功体験のよろこびを分かち合えることになるでしょう。私たちと一緒に、武藤工業で世界にポジティブな影響を与え、人々を笑顔にするイノベーションを起こしませんか。

OFF TIME

子供が2人いるのですが、育児は試行錯誤の連続です。仕事同様、いちばん頼りにされる一家の大黒柱を目指して、毎日がむしゃらに頑張っています。日課は5キロのランニング。出社前や夜に毎日欠かさず走っています。これは健康目的ではなく、一度決めたことを続ける継続力の鍛錬です。決めたことを絶対にやり遂げる力は、少なからず仕事にも活かせているかもしれません。

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